主よ、人の望みの喜びよのエレクトーン(Electone)演奏
演奏者:戸羽 俊夫(37歳)。
レベル:ヤマハエレクトーン演奏グレード6級。
使用エレクトーン:EL-900m。
演奏者の一言:演奏グレード6級の曲です。今回は、バッハの音楽を演奏してみました。私はバロック音楽が大好きなのですが、特にバッハが好きです。
この曲は、演奏しながら涙が出て来るんです。特に、途中のクライマックスの部分は、しびれます。
バッハの宗教音楽は、すばらしい。宗教とは、人を人たらしめるもの。宗教書は言葉から思考によって人を回復させてくれるが、宗教音楽は音から感性によって人を回復させてくれる。もっと平易な表現をするならば、心が洗われる。
バッハの宗教音楽が素晴らしいのは、バッハの悟りが崇高で非常に洗練されているがゆえ。バッハの信じたキリスト教、そして、バッハがキリスト教から学び、到達した境地が素晴らしいからこそ。
素晴らしいワインは、素晴らしい土壌なくしてはあり得ない。音楽も同じ。素晴らしい境地に到達した者でなければ素晴らしい音楽は創れない。
宗教。それは、人が人であるために欠かす事のできないものである。無宗教の人間も、実は宗教の恩恵を受けている。宗教の教えが回りまわって、無宗教の人の心にも届けられているからだ。バッハの音楽に流れているもの、それは宗教である。
日本においては、多くの人が宗教をおかしなものと捉えている。これは間違っている。宗教とは尊いものなのだ。
おかしな宗教があるのは私も知っている。しかし、おかしな宗教があるからと言って、宗教=おかしいとはならないのである。日本人が国外で現地の人に罪をおかしたからと言って、日本人が悪い民族とならないのと同じ。
私は宗教を本来のあるべきポジションに戻さなくてはいけないと思っています。そのために、微力ながら私もお手伝いさせてもらいます。
「主よ、人の望みの喜びよ」は、『エレクトーン クラシック・シリーズ グレード7~6級 Vol.1』に収録されています。
※私が演奏しているものは、10年ほど前に購入したものばかりで、もう絶版になっているものも多いです。
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2011年2月4日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:クラシック