メルトのエレクトーン演奏
演奏者:戸羽 俊夫(38歳)。
レベル:ヤマハエレクトーン演奏グレード6級。
使用エレクトーン:EL-900m。
演奏者の一言:今回はVOCALOID(ボーカロイド)の「メルト」を弾いてみました。この曲も前回のVOCALOID曲「magnet」と同じグレード6級です。
私の場合、6級の曲は通して演奏できるようになるまで平均数時間かかります。そして、通して演奏できるようになったら演奏に色を付けて行きます。この作業で同じ曲でも曲の感じが全然変わって来ます。
同じ曲なのに弾く人によって違うように感じるのは、この作業でそれぞれの人のオリジナル部分が付加されるからです。
1曲の完成度を高めようとするといくら時間があっても足りません。技術的未熟さゆえにどうしても不完全な部分は出て来てしまいます。表現しようとしている事を1回の演奏で全てパーフェクトに盛り込む事はできた試しがありません。
妥協点を見つけるのも大切な事だと思います。ただ、間違っても適当で良いとは思っていません。
今回、一番難しかったのはイントロ部分の左の伴奏でした。難しいと言っても鍵盤移動の難しさではなく、私がいつも言っているリズム感の悪さから来る鍵盤を押さえるタイミングの難しさでした。
焦ってやり直せばやり直すほど、ズレて行ってしまいました。こういう時、私はしばらく休憩を入れます。すると大体良くなる事が多いです。その日演奏できなくても睡眠を挟むと翌日はなぜか演奏できるようになっている事もしばしば。
以前は睡眠の前後を意識する事などありませんでしたが、意識するようになって思う事は、睡眠は学習効果を高めるということ。科学的根拠などありません。私の経験則です。
それから、エレクトーンのピアノの音についてですが、音自体は悪くないと思いますが、力の入れ加減がとても難しいです。すぐに最強音になったり、弱過ぎる音になったりします。STAGEAがどうなっているのかは分かりませんが、ELシリーズはここら辺の操作感がおもちゃという感じがしてしまい惜しいです。
ただ、演奏が下手くそなのは自分のテクニックの問題ですけどね。
「メルト」は、『STAGEA・EL ポピュラー・リシーズ(グレード6級)Vol.51 ボーカロイド・ヒッツ』に収録されています。
※これはもう絶版になっています。
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2011年11月29日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:ボーカロイド