世紀末の詩のエレクトーン演奏
演奏者:戸羽 俊夫(38歳)。
レベル:ヤマハエレクトーン演奏グレード6級。
使用エレクトーン:EL-900m。
演奏者の一言:テレビドラマ『世紀末の詩~The Last Song』のオープニングテーマ曲です。
この曲は、切なくも非常に美しい曲です。
暗い雰囲気、明るい雰囲気と交互に来るのでそのギャップにやられてしまい、演奏しながら涙する事もありました。逆に明るい展開の箇所ではこの上ない幸せを感じつつ演奏させて頂きました。
リズム付きの曲ですが、この曲はどう考えても一定のリズムに合わせて弾く曲じゃないと思うので、リズムなしで演奏しました。
リズムなしで、更にイニシャルタッチとアフタータッチがもろに効いているので、心の動揺はすぐに演奏に反映されてしまいます。私はちょっとした事ですぐに動揺するので数え切れないくらいに撮りなおししました。
動揺が曲に現れないように隠しているつもりでも、録音して聴いて見るとやっぱり隠せてないんですね。自分の気持ちが完全に曲に現れちゃうんです。例えば、苦手な部分に来ると逃げたくて間違えなくてもリズムが早くなっちゃうんです。
せっかくの美しい曲が台無しになっちゃうので、苦手な部分は数え切れないくらい練習しました。
演奏できるようになったと思っても、録音して聴いてみない事には本当に演奏できるようになっているかどうかはまだ分からないんですね。客観的に演奏を聴かないと、その完成度を知ることはできないんです。
それは分かってはいたのですが、この曲に関しては特にその事が言えますね。実際の演奏が、自分の演奏イメージとかけ離れ過ぎてショックを受けました。主観と客観は全く別物である事をこの曲に改めて思い知らされました。
この曲の練習過程で、自分でもまだよく分かっていない自分の内面も色々と気付かせてもらいました。例えば、ちょっと崩れるとガタガタになってしまうとか。オールオアナッシングの考え方が心に刻み付けられているようです。
『100%はない』って事を心にインプットし直さないといけません。崩れを如何に立て直すか、その力を磨いて行こうと思います。
世紀末の詩は、「エレクトーン ポピュラー・シリーズ グレード5級~3級 Vol.13 リラクセーション・ミュージック1~the most relaxing~feel」に収録されています。
※私が演奏しているものは、10年ほど前に購入したものばかりで、もう絶版になっているものも多いです。
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2011年5月21日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:クラシック