Wait & See~リスク~のエレクトーン演奏
演奏者:戸羽 俊夫(38歳)。
レベル:ヤマハエレクトーン演奏グレード6級。
使用エレクトーン:EL-900m。
演奏者の一言:今回は宇多田ヒカルの曲を弾いてみました。グレード5~3級の曲です。
楽譜を見て簡単そうだったので、すぐに演奏できるだろうと思ったのですが、やはり5~3級の曲。そんなに簡単ではありませんでした。
何がこの曲を難しくしているかと言いますと、ピッチベンドですね。ピッチベンドとは、音高(ピッチ)を連続的に(滑らかに)変化させることです。私は、ずっと、ピッチベンド機能の付いてないEL-500で練習して来たので、このピッチベンドには全く馴染みがなく、音を思ったように操るのが大変でした。
多分、馴染んでも、ピッチベンドは非常に気を使うテクニックになると思います。理由は、ピッチベンドをかけるセカンドエクスプレッションペダルが非常に軽く、すぐにクネクネ動くからです。初めて踏んだ時は軽過ぎると思ったくらいです。すぐに動いちゃうので力加減が難しく、音程を操るのに細心の注意が必要です。
個人的には、もう少しバネの力を強くして欲しかったと思います。
それから、シンコペーションに相当悩まされました。シンコペーションとは、リズムの裏拍にアクセントを置く奏法の事です。普通は表拍にアクセントを置くんですね。タン、タン、タン、タンとリズムがあったら、タの部分にアクセントを置くのが普通なんですが、シンコペーションはンの部分にアクセントを置くんですね。
ヒップホップ、R&B、ファンクなど黒人のダンスのイメージが強い曲には多様されているものです。宇多田ヒカルが出て来た時も、やはりダンスと歌がセットになってる感じでしたよね。徐々に日本のJポップ的な感じにシフトして行ったような気がしますが。
という訳で、宇多田ヒカルの曲の根底にはダンスの精神が流れている訳ですね。ですから、私も演奏しながら踊りたくて仕方なくて最後の方でちょっと踊ってます。
見た目の楽譜が簡単そうでも実際は難しい場合、このように変則的なリズムが原因だったりします。私は、ヘビメタの世界にどっぷり浸かっていましたので、とんでもない変則リズムに遭遇する事も多々あり、まあ、何とかなりました。
最近、他の人の動画をたくさん見るのですが、年齢を重ねて来たからなのか、目が肥えて来たからなのか、評価の基準が変わって来ました。昔は、間違えずに演奏されていれば上手いと感じていたのですが、最近は、それだけでは上手いと感じなくなって来たのです。
いや、上手いとは感じてるかもしれませんが、美味いとは感じないのです。
その人から出てる見えないエネルギー、別の言葉で言えば雰囲気を味わう事に重きを置くようになって来ているようです。昔、筋肉マンで「言葉の意味はよく分からんが、とにかく凄い自信だ!」という有名なセリフがありました。言葉の意味は何だかよく分からなくても、凄い自信にはそれだけで人を引き付ける力が宿っているという事でしょう。まさにこの筋肉マンにおける名言が私の脳裏をよぎります。
テクニックは何だかなーって感じでも、凄い自信にはテクニック以上に人を引き付ける魔力が宿っていると感じちゃう訳です。もちろん、だからと言って下手くそで良いと言っている訳ではありません。一定の水準に達していれば、後はその人の自信やその人が醸し出す独特の雰囲気、味といったモノの方が重要な役割を果たしているのではないかと言っているのです。
まあ、見る側の置かれている立場、環境、経験、その他の様々な条件によって捉え方は違って来るかもしれませんけどね。
「Wait & See~リスク~」は、『エレクトーン アーチスト・シリーズ グレード5~3級 宇多田ヒカル「Distance」』に収録されています。
※私が演奏しているものは、10年ほど前に購入したものばかりで、もう絶版になっているものも多いです。
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2011年8月30日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:J-POP
グラナダのエレクトーン演奏
演奏者:戸羽 俊夫(38歳)。
レベル:ヤマハエレクトーン演奏グレード6級。
使用エレクトーン:EL-900m。
演奏者の一言:今回はラテンの曲を演奏してみました。演奏グレードは6級です。
私は特定のジャンルにこだわらず様々なジャンルの曲を演奏して楽しむのですが、色々なジャンルの音楽を演奏して来て思う事は、音楽と一言でまとめられてもジャンルによって全く異なる感覚を味わうという事です。
音楽って不思議だなと思います。聴く音楽によって性格も変わって来るんじゃないかなと思います。初めてそう思ったのが、私が中3の時。
長渕剛の曲を聴いてたんですが、この頃の長渕剛は非常に沈んだ暗いどん底の辛い気持ちになる曲を歌っていました。「激愛」って曲です。シングルCD買いました。で、毎日聴いてたんですけど、その内にこれはイカンと思った訳です。
長渕剛は「親子ゲーム」というドラマに出てて、当時はもう少し明るい曲を歌ってたんですけどね、どんどん路線が変わって行って「激愛」を歌ってた時はヤクザ物のドラマに出てました。ドラマには長渕剛の曲が使われていたのですが、ヤクザ物ですから、当然、ドロドロした感じの曲になる訳ですね。
で、こんな世界に関わっちゃいけないと思い、長渕剛の曲は一切聴かないようにしたんです。明るい感じの曲からヤクザ方向ですから、私と同じように引っ張られちゃった人も多いんじゃないでしょうか。まあ、悪いとは言いませんが、この当時の長渕剛の曲はこれ以上の底はないというくらい沈んだ気持ちになります。
話が脱線しました。グラナダはスペインの曲で、グラナダというのはスペインのアンダルシア地方の古い町の名前です。アルハンブラ宮殿でも有名です。
私はクラシックギターも演奏していた時期があり、「アルハンブラの思い出」も演奏していたので、この曲のタイトルについて知った時とても親近感が湧きました。
私のこの曲に対するイメージは、闘牛士のイメージがあるんです。実際の所は何をイメージして作られた曲か知りませんが、闘牛士が格好良く登場し、クールに舞っているイメージがあります。
私は闘牛士の恰好が大好きです。速弾きギタリストのイングヴェイマルムスティーンも闘牛士っぽい衣装をよく着てました。最近は分かりませんが。孤高な感じがたまらんです。気高さとか、気品とか、そういう感じが大好きなんですよ。
で、そういう雰囲気を身に着けるためには抜きん出た実力がないと到底無理な訳です。ですから、一生懸命に努力せざるを得ない訳です。しかし、皆も一生懸命に努力してるので、そう簡単に抜きん出る事はできない訳です。
なので、なかなか孤高を味わえません。(笑)
この曲の難しい所は、リズムテンポが変わる所、それから、二拍三連符、スタッカート、こんな所でしょうか。
「グラナダ」は、「エレクトーン ポピュラー・シリーズ グレード7~6級 Vol.1」に収録されています。
※私が演奏しているものは、10年ほど前に購入したものばかりで、もう絶版になっているものも多いです。
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2011年8月23日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:ラテン
secret base~君がくれたもの~のエレクトーン演奏
「secret base~君がくれたもの」のエレクトーン演奏。
演奏者:戸羽 俊夫(38歳)。
レベル:ヤマハエレクトーン演奏グレード6級。
使用エレクトーン:EL-900m。
演奏者の一言:解散してしまった女の子バンドZONEの代表曲です。
とってもかわいい女の子達のバンドで、私がその存在を知ったのは今年に入ってから。YouTubeでこの曲の動画を見て、大好きになりました。
この曲は悲しく切なく、夢の中にいるような不思議な気持ちにさせてくれる曲です。
演奏グレードは6級の曲なので、6級の私には丁度良いレベルに感じました。
5級の曲は結構頑張らないといけないんですが、6級だと少し余裕がある感じ。
とは言え、私はリズム感がまだまだ弱いので、ビートがしっかり刻まれたリズムじゃないと、どんどん速くなって行ったり遅くなって行ったりしてリズムずれて行ってしまいます。
あ、そうそう。つい最近、エレクトーンの足鍵盤が練習してる間に折れてしまいました。力のかかる部分なので普通の接着剤では付かないので、どうしようと困っていたのですが、ネットで一生懸命に探していたらプラスチック専用のプラリペアというものを見つけました。
どうせ無理だろうなと思いながらも試してみた所、見事にくっ付きました。結構、力入れて踏み続けてるのに剥がれません。恐るべし、プラリペア。足鍵盤が折れた人はこれお奨めします。
「secret base~君がくれたもの」は、Mumaから購入致しました。
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2011年8月6日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:J-POP